大リーグ観戦記 ヤンキース対マリナーズ
CFA協会年次総会へ出席のためニューヨークへ出張した際、ちょうどいいタイミングでヤンキース対マリナーズの試合を観戦できた。実は、渡米前に入場チケットをオンラインで確保していたのだが、この試合の観戦がニューヨークでの大きな楽しみだった。

5月4日、天気は快晴。試合は7時開始予定だが、ヤンキースファンで満員の地下鉄2号線からヤンキースタジアム前で5時20分ころ下車。日本人ファンの姿も予想通り多い。スタジアムに近づき見上げると、特徴のある宮殿風の白いフェンスが見える。反対を見れば2009年完成予定の新スタジアムが姿を現し始めている。大混雑するヤンキース・オフィシャルストアで、早速大リーグ公式球を25ドルでゲット。レギュラー選手のネーム入りユニフォームがつるされていたが、松井は右下のほうにあり、ジータやロドリゲス、ジオンビが真ん中上にあるのに比べ、やや控えめで、地元での人気のバロメーターだなーと感じた。公式Tシャツや選手がかぶる公式キャップなどはすでに入手済みなので、後はキーホルダー1個にとどめる。
そしていよいよ4番ゲートから入場、バドワイザー提供のヤンキースキャップを、Welcome to the Yankee Stadiumといわれながらもらうのは、気分がいい。シートは、プレミアムゲームで通常よりぐんと高いなか、めったに見られないと思い切ってバックネット席を奮発。シートにつきあらためて見回すと、野球の聖地に到着した実感がわいてくる。フード売り場で、名物Nathan’sのホットドッグをゲット、どでかいソーセージを想像していたが、普通サイズで味はほどほど。

シートに落ち着き、試合開始前の米国国歌斉唱が、スタジアムに特別の雰囲気をかもし出す。そして予定時刻をやや遅れて7:10ころ試合開始、ヤンキースの投手を見れば、なんと井川ではないか。日本人選手では、イチローや松井、城島の豪華メンバーが見られて十分と思っていたのが一人追加、それも先発投手で、さらに儲けた気分だった。
試合は、ヤンキースが1回に5点を入れ、ワンサイドゲームになるかと思いながらも、井川しっかり抑えてくれよとの願いかなわず、なんと8失点で5回降板。一方打者陣は、イチローが複数安打、城島、松井がホームランを打ちまくり、日本人選手の活躍を思いっきり堪能した。結果は15対11でヤンキースが敗れる乱打戦で、試合終了は11時近く、ヤンキースファンもさすがに憔悴気味だった。
5回のグランドキーパーのパレードや7回の“Take me out to the ballgame”も実際に見聞し、一方ソフト面では、バックネット席ながら持参した25倍の双眼鏡が威力を発揮し、打席やダッグアウトでの選手や守備につく松井やイチローの表情が手に取るようにわかった。そして最後にフィールドとスタジアムをあらためて見渡し、今度はいつ来れるだろうと思いを巡らしつつ、胸いっぱいの満足感を味わいながら後にした。


